蝶人戯画録

毎日お届けする文芸、映画、エッセイ、詩歌の花束です。

2009-12-16から1日間の記事一覧

ポール・オースター著「ガラスの街」を読んで

照る日曇る日第317回アメリカの人気作家の処女小説を柴田元幸氏の翻訳で読みました。この推理小説仕立ての物語は、以下のような特徴を持っているようです。1)本文の英語はいざしらず、文章が春の小川のようにすいすい流れ、物語の推進力と話柄の転換が自…