蝶人戯画録

毎日お届けする文芸、映画、エッセイ、詩歌の花束です。

2010-07-09から1日間の記事一覧

五味文彦編・現代語訳「吾妻鏡8承久の乱」を読んで

照る日曇る日 第353回鶴岡八幡宮の大銀杏の陰から躍り出た公暁の兇刃にかかって三代将軍実朝が暗殺されたのは建保7(1219)年1月27日の雪降る朝のことでした。甥の公暁がなぜ叔父を殺そうとしたのか昔から様々な説が乱れ飛んでいますが、実朝の兄頼家…