蝶人戯画録

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2011-06-24から1日間の記事一覧

川西政明著「新・日本文壇史第5巻」を読んで 後篇

照る日曇る日第437回川端康成の「雪国」の駒子のモデル、小高キクがなんと昨二〇一〇年一月三一日に八三歳で亡くなったとは知らなんだ。著者はこの雪国が後年の「美しい日本の私」への一里塚であったことを手際よく論証している。最後のとっておきのお楽しみ…