蝶人戯画録

毎日お届けする文芸、映画、エッセイ、詩歌の花束です。

2013-02-07から1日間の記事一覧

天童荒太著「歓喜の仔」上下巻を読んで

照る日曇る日 第568回&569回 「歓喜」というタイトル通り、ベートーヴェンの第9交響曲の第4楽章の後半でうたわれ、「歓喜に寄す」の歌が重要な伏線であり、ライトモチーフともなっている。 人間の友愛とその喜びを神に向かって感謝する詩は、無神論…