照る日曇る日第632回 鞍馬の北山の大樹の「うつほ」に母親と主に棲み、獣に琴を聴かせて育った藤原仲忠という琴の名手が、いつしか摂関政治の頂上に迫ってゆくというこの下剋上、逆貴種流離譚に魅せられたのは、「宇津保」すなわち「空洞」であると作者は…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。