蝶人戯画録

毎日お届けする文芸、映画、エッセイ、詩歌の花束です。

2013-12-08から1日間の記事一覧

ジョン・アーヴィング著小竹由美子訳「ひとりの体で」下巻を読んで

照る日曇る日第639回 「こうして私はひとりの体で幾人もの人間を演じ、どれにも満足することがない」というシェークスピア「ロチャード2世」の科白が掲げられたこの本は、だから、 ひとりの体の中にいる男や女を見い出し、大いなる苦悩と孤独の中で、そ…