蝶人戯画録

毎日お届けする文芸、映画、エッセイ、詩歌の花束です。

ミクシィ2周年


♪バガテルop67

早いものである。このSNSを畏友やわらかなひかりさんのお導きで開始してから今日で丸2年が経った。その間幾多の見知らぬ友人各位とお近づきになり、かつまた旧友諸賢と久闊を叙す楽しみにめぐり合えたことはまことに近来の快事であった。

やわらかなひかりさん、そしてマイミクの皆々様ありがとうございます。

2年という時間は私にとっては節目の区分である。ライブ通いにしろ、映画見物にしろ、○○にしろ取り付いてから丸2年の間は無我夢中になるが、3年目に入るとだんだんマンネリになり、もう見るのも行くのも面倒くさくなる。いつだったか「恋は2年が命」という珍説が取りざたされたが、人間の飽きっぽさを考えると十分に頷ける考えだ。

だからというわけでもないが、私のSNS通いも当初のういういしさと意気込みを急激に失いつつあるようだ。
しかし先日糸井某というコピーライターが「私は吉本隆明さんになんでもいいから10年間ひとつのことを続けたら1人前になれると言われたので10年間毎日ブログを続けてきました」と語っていたのを聞いて、それを言うやつもスゴイが、言われてやる奴も超スゴイ」と思い、もう少しぐあんばってみようかと思い直しているところです。

ついでに私の初めての日記を再録して2周年の記念にすることにしよう。

2006年7月15日

昨夜、近所の和泉橋の傍の木の葉に1匹だけ平家蛍が点滅していた。
一昨日、妻は大蛇を、僕は小蛇を見た。
真っ暗な路上に寝そべるそいつは全身が縞々で装飾されているようだったが明かりが不足して品種は確認できなかった。
 今日の午後、散歩道でムラサキシジミを発見。珍しいことだ。
 玄関先のパンジーに巣くうツマグロヒョウモンの五齢の幼虫は妻が嫌がるのでその大半を駆除したが、2匹だけは飼ってあげることにした。

  妻は大蛇を我は子蛇を見き 同じ日の朝と夜とに

  アマグモをあめぐもと呼びしNHKを切る

♪ファッションを扱う小さな広告代理店ありませんかと問いかける女子大4年生 茫洋