蝶人戯画録

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文化学園服飾博物館で「日本の型染」展を見る

kawaiimuku2010-11-29


茫洋物見遊山記第48回&ふぁっちょん幻論第61回


このような展覧会を見るのははじめてです。型染は紙や木などの型を用いて文様を表現する染色技法のひとつで、わが国では古くからおこなわれ、着物をはじめ公家装飾、武家装飾、芸能衣装など多くの服飾に使用されてきたそうです。

日本の型染は主に文様を彫り透かした型紙を用いて種々の染色技法が駆使されており、その種類も小紋、中形、型友禅、摺染、摺箔、板締、燻革まど多種多様です。

もともと型染は型を用いることによって同じ文様の染色品を量産する技法なので、手描きによる自由な文様とはことなり省略やデフォルメされた文様とパターンの繰り返しなどが見られます。

しかしこの型の使用という制約こそが型染の特徴であり、整然とした文様や反復の諧調など型染独特の美を見出すことができるのです。

以上博物館資料のまる写しでのご紹介でした。

追伸 本展は12月18日まで開催中。日曜日はお休みです。



支持率が1%でも辞めないと断じる人を首相に推したり 茫洋