蝶人戯画録

毎日お届けする文芸、映画、エッセイ、詩歌の花束です。

梟が鳴く森で 第2部たたかい 第44回


bowyow megalomania theater vol.1

それなのに突然僕の頭の中は、目の前とは全然関係のない言葉がまるで洪水のようにぐるぐるとあふれかえっています。

話が違うじゃないか、ルールを無視した昇段の進め方、私には許せん。イエスカノーカー、はっきり、して、貰いたい。イエスカノーカー、よし、よ、しよ、ライダー、私はジャパニーズビジネスマン、良く、覚えて、置きたまえ。ワハハハ、ハハハハ……。

「ワハハハハ」

といきなり僕は笑い出しました。ね、笑っちゃ駄目? お父さん、いま僕笑っちゃ駄目ですか? バカ笑いしちゃ駄目だとお父さんは言いました。まる。

ワハハハハ、ワハハハハ、みんなも笑え、笑え、笑ったらいいじゃないか。おかしかったら、笑ってもいいじゃないか!


おお君はカワラナデシコの花のように可愛いい 茫洋