蝶人戯画録

毎日お届けする文芸、映画、エッセイ、詩歌の花束です。

梟が鳴く森で 第2部たたかい 第48回


bowyow megalomania theater vol.1



たちまちあたりは阿鼻叫喚、真昼の暗黒、地獄の一丁目と化し、アイウエオ順に、青木雪子、井出一夫、石田太郎、内山治、江川由紀、小川朋子、加藤アキ、門田あきら、栗川新一郎、小宮百合、佐々木眞、佐川芳吉、佐藤国義、島田順子、墨田アリサ、鈴木太郎、仙田理恵、曽田夏帆、田中宗次、但馬由美、中野正孝、那覇弓子、羽田陽子、土師真樹、反川二郎、人見由梨、福島賢一郎、神田あさみ、戸田奈津子、戸川淳子、夏目金之助、間島朝子、光田ゆかり、室田和郎、目黒久一、桃谷順子、矢島理沙子、安永四郎の三七名があっけなく死んでしまい、

続く軽機関銃トオートマニュアル・カタパルト・ミサイルの一斉射撃を浴びせられた星の子のほとんどの子供たちは、完全武装の兵士たちの実力行使によってほぼ全滅させられてしまいました。

強烈な爆風でいっきに二〇メートルもぶっ飛ばされた僕は、一五〇名の僕らの仲間、生ける者も死せる者ももろともに紅蓮の炎をあげて燃え盛る不思議なお家の裏山の松の樹の根っこの下で、地面に叩きつけられたまま気を失ってしまいました。



どうしてあんなに総理大臣になりたがるのかまるで理解できない 茫洋