ロブ・ライナー監督の「最高の人生の見つけ方」を観て
闇にまぎれてbowyow cine-archives vol.589
ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンという2人の芸達者が、死期の迫った経営者と自動車修理工を演じて、その見事な死にざまを堪能させる。
死の宣告を受ければ戦々恐々、あるいは唯々諾々として病院や自宅で最期を迎えるのが常人のつねであるが、この2人はどうせくたばるなら出来ることをみなやりおおせてから死のうと考え、ピラミッドを訪ねるとかスカイダイビングをこころみるとか、普通なら実現不可能な「夢」をリストアップし、これらを次々に実行実現していく。
そして最後に残された「夢」が映画のラストでどうなるのか、それは見てのお楽しみ。才人ロブ・ライナーが腕の冴えを存分に発揮している。
新聞は死亡記事から読みはじむ次は誰かとおののきながら 蝶人
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