蝶人戯画録

毎日お届けする文芸、映画、エッセイ、詩歌の花束です。

すべての言葉は通り過ぎてゆく 第10回  

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西暦2014年卯月蝶人狂言畸語輯&バガテル-そんな私のここだけの話op.181

 

 

急ぐ旅ではない。ゆっくり、ゆっくり、歩いていこう。

 

驚くべきことに、生前の私の愛犬ムクには、不機嫌なときは一瞬もなかった。

 

言葉に淫した詩歌は、動物園で手淫にふける猿のように醜い。

 

不穏な生の根幹に認識の不可知を据えれば、いくらかは生きやすくなるだろう。

 

駐車場で「皆福」という張り紙を見つけたのが今日いちばんの仕合わせでした。

 

AKBなんかにうつつを抜かしたって何になるってんだ。

 

論文はインチキ、科学者としては失格、未熟でアホ莫迦で非常識人間等々、いまや四面楚歌&満身創痍の割烹着リケジョではあるが、もしもSTAP細胞が実在したなら、それまで偉そうに百叩きしていた人たちは、どういう態度をとるんだろうか?

 

他ならぬ愛の力で地球は浮いてる。

 

「男が部屋を出ていくときは何もかもそこへ置いていくものだけれど、(中略)女が出ていくときは、その部屋で起きたことを何もかもいっしょに抱えていくのよ」

アリス・マンロー著「あまりに幸せ」小竹由美子訳を一部リライト

 

わたしたちはみな忘れ去られるんだわ、とソフィアは思ったが、口には出さなかった。

アリス・マンロー著「あまりに幸せ」小竹由美子訳

 

子供は「大嫌い」という言葉をさまざまな意味で使う。

アリス・マンロー著「あまりに幸せ」小竹由美子訳

 

いつでも一等賞になろうと命懸けで走っている川内選手が好きだ。

 

痛恨!XPの最後のヴァージョンアップをちゃんとインストールできなかった。
XPは8より使い勝手がよく、現在でも総合的には優れている。まだ大勢のユーザーが使っているというのに自分の金儲けの都合だけで勝手にサポートを止めるのは横暴なり。

 

小保方さん問題。論文審査や懲罰うんぬんはいったん全部棚上げし、彼女を中心とし第3者を交えたメンバー、公明正大な環境のもとで、STAP細胞存在の再確認作業を大至急行ってほしい。

 

音楽はいろんなのを同時別々に流すといいヨ。耳は聡い。全部聴きわけてくれるんだ。

 

国益国益と気やすくいうが君の国益と私の国益は全然違う

 

江戸時代のように自らの動物的勘で天気を予想しないと、人間がだめになる。

 

30年前の、あの暗くて、下手くそで、全然やる気の無かった京響を、毎回完売の大盛況にまで立ち直らせた広上淳一は素晴らしい。

 

誰がやって来ても死んだような音しか出せない、やる気もない、糞のような駄目N響からNHKは手を切るべし。そうすれば彼らも初めて目覚めて自立の道を辿るだろう。

 

しかし、死んだ人間とは、なんだか言葉の矛盾のようにも思われる。古井由吉「明日の空」

 

どこまでも人間は明日を見ている。明日こそ永遠の今だよ。古井由吉「明日の空」

 

ともあれロシアのグルジア併合には反対せざるを得ない。いまどきこういうムチャクチャな唯我独尊がまかり通る生々しい恐ろしさは、安倍内閣の数々の強権発動暴挙にも似かよっている。3/25

 

憲法改正を訴える人の大半が、憲法改悪を唱えている。

 

集団自衛権をとるか、憲法9条をとるか、戦争をとるか、平和をとるか、我々はそういう岐路に立っている。

 

 

なにゆえにコラボコラボと気安く呼んでるコラボとは仏語で対独協力者なるを 蝶人