鎌倉国宝館の「ひな人形展」をみて
茫洋物見遊山記第106回&鎌倉ちょっと不思議な物語第275回
3月3日の桃の節句に合わせて毎年開催されているのがこの展覧会です。
江戸時代に制作された享保雛や内裏雛を中心に御所人形、五人囃、極小の芥子雛など本館所蔵品や近郊の豪農、旧家から集められた名品およそ200点が公開されています。
こうして初春の光のどけき昼下がり、時の経つのも忘れてゆっくり鑑賞していると江戸時代の庶民の文化の贅沢さがいかに素晴らしいものであったかが身に滲みて納得されてくるようです。
なお本展は来る三月三一日まで開催中。毎週土曜14時からは解説もあるそうだよ。
御所人形、芥子人形、張子人形、毛植人形、加茂人形、衣装人形、いろいろあるなり江戸の人形 蝶人