蝶人戯画録

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「ウエストミンスター・レガシー室内楽編」59枚CDを聴いて

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 音楽千夜一夜第328回

 

むかしLP時代に大層お世話になったウエストミンスター・レーヴェルの室内楽がどっさり収録された選集である。

 

私がこの世の中でいっとう好きなバリリ四重奏団のモザールを聴きたくて購入した膨大な組物だったが、いかんせんバリリのみならず全ての演奏の録音がよくない。

 

聴く耳を持つ者にとって、CDよりはレコードのほうが自然で情報質も高いものであるが、家にある昔のレコードと聴き比べてもそうとう酷いのは、おそらくクラシックを愛好しない音響技術者が復刻を担当したのだろう。

 

ああ残念なり無念なり。演奏自体は素晴らしいのだが。

 

 

なにゆえに男のくせに香水つけるここへこい一発ぶちかましてやろう 蝶人